スーパードライ
《スーパードライ》 Q&A
質問 保管条件に適した機種を選びたいのですが、どの機種が最適ですか?
回答 ご希望条件に応じた大型製品の選び方のページをご用意しておりますので、機種選定の際にご参考ください。
質問 扉開閉を頻繁に行うのですが、どの機種が良いですか?
回答 扉を開閉した後、いかに早く低湿度に復帰できるかは大変重要です。
ウルトラ シリーズは電子ドライユニットを2台搭載し、1台が加熱再生中でも残りの1台が除湿するため、扉開閉後の湿度上昇も少なく、低湿度復帰に威力を発揮します。
質問 マウンター用フィーダーの専用保管庫はありますか?
回答 フィーダーシリーズ』がございます。
また、マウンターメーカー各社仕様のフィーダー保管庫を特別受注生産で対応しておりますので、お問合せください。
特注品例も併せてご参照ください。
質問 基板・電子部品などの酸化防止を目的にしたいのですが、どうしたらいいですか?
回答 酸化の要因は酸素と水です。
世界最高水準の長期安定低湿を実現した『ウルトラ シリーズ』や、低湿性能と省エネに優れた『スタンダード シリーズ』(500ℓ以上)での保管と、空気中から酸素を取り除き、窒素の雰囲気を作って保存する「N2ガスブロー乾燥方式」の併用をお薦めいたします。その際、N2ガスのランニングコストを削減する「N2自動コントローラー」(オプション)もご利用ください。
質問 通常クリーンルームとほぼ同程度を希望しますが、どの機種がよいですか?
回答 局所的ミニクリーンとしては、『HEPAシリーズ』が最適です。
HEPAフィルター付きの強力ファンにより、速やかに庫内を空気清浄度ISOクラス5に保つ製品です。
質問 ウエハ・半導体の脱湿処理のベーキング温度をあまり上げないで、短時間脱湿できませんか?
回答 短時間脱湿に最適な『M−Tempシリーズ』(中温度50℃、最低到達湿度0〜1%RH)がございます。
半導体の脱湿を目的に開発した「M−Tempシリーズ」は、ウエハ洗浄後の遠心式やN2ガスブロー乾燥方式に比べ、乾燥時間は1/2 、脱湿効果は2倍以上(脱湿重量1/2 以下)で、生産性アップと品質向上を同時に達成できる製品です。
質問 電源コードの長さは?
回答 回答2.8mです(プラグはアース付の3pinタイプです)。
質問 棚取り付けのピッチは?
回答 5cm または 3cm間隔です。
※ 機種により異なります。 詳細は各製品の仕様をご確認ください。
質問 質問アジャスター(固定足)のネジサイズは?
回答 M20で、ピッチは2.5です。
質問 《スーパードライ》キャスターの耐荷重は?
回答 大型機種用は1個250kg ですので、4個で1tです。
小型機種用(オプション)は1個70kg ですので、4個で280kgです。
質問 キャスターの材質は?
回答 ウレタンです。
質問 キャスター付きの製品に後付けでアジャスターは取付できますか?
回答 取付可能です(SDS-702S1以下の機種を除きます)。
※ 但し、本体の持ち上げ作業が必要になります。

【注意】
お客様での取付は可能ですが、安全面・保証面から考え、カタログ等には、「本体製品納品後の注文はお受けできません。製品発注時にご注文ください。」と明記させていただいております。
質問 除湿の原理・機構を教えてください。
回答 電子ドライユニット内の乾燥剤が庫内の水分を吸着します。
その後、乾燥剤を加熱することにより、吸着した水分を水蒸気にして庫外に放出します。
庫内湿度が設定湿度まで下がると除湿動作が止まり、設定湿度以上に上昇すると除湿動作を始めます。
この繰り返しで湿度を制御します。
従って、庫内湿度は設定値の前後を推移します。
質問 実施されている静電気対策について教えてください。
回答 製品はESD-IEC61340-5-1に準拠しております。
本体・棚には静電気対策塗装を施し、また1MΩのアース線を標準装備しています。
さらに、リストストラップ接続用の端子をオプションでご用意することもできます。
質問 「 HEPAシリーズ 」に採用されている「 HEPAフィルター 」について教えてください。
回答 「 HEPAフィルター 」は、空気中に含まれている微細なホコリを取り除く高性能のフィルターです。
半導体工場のクリーンルームや、原子力施設の換気装置用として、ホコリや放射性微粒子を取り除くために作られたもので、非常に微細なホコリもキャッチできます。
本機自体が小型クリーンルームとお考えください(空気清浄度 ISO クラス5相当)。
質問 IPC/JEDEC J-STD-033Dに準拠とは、どこがどのように準拠しているのですか?
回答 IPC/JEDEC J-STD-033Dでは、防湿パッケージを開封したICを何時間以内に使い切る必要があるかを示した「 フロワーライフ 」をレベル(MSL)毎に区分しています。
どのレベルのICであっても、湿度5%RH以下で保存管理すれば、フロワーライフは無期限となります。
そのため《スーパードライ》で保管すれば、フロワーライフを気にすることなく開封済のICパッケージを保存管理することが可能です。
質問 お手入れはどのようにしたらよいでしょうか?
回答 柔らかい布で乾拭きしてください。
特に汚れが気になる場合は、水で少し湿らせた布で軽く拭き取り、そのあと乾いた布で水気を拭き取ってください。

【ご注意】
  1. 塗装面を傷めたり、傷が付く可能性がありますので、市販の洗浄剤やOAクリーナー・ベンジン・シンナー・アルコール・コンパウンド・ウエットティッシュなどは、使用しないでください。
  2. 化学ぞうきんを使用するときは、強くこすらないでください。また、その注意書きに従ってください。
質問 庫内の温度は何度くらいになりますか?
回答
  1. 「M-Tempシリーズ」: SDM-1206M2は最大60℃、SDM-1206M1は最大50℃の設定が可能です。
    ※「M-Tempシリーズ」は加温機能のみで、冷却機能はありません。
  2. その他の《スーパードライ》には温度調整機能はありませんので、加熱再生時は2〜3℃上がりますが、基本的に室温と同じです。
質問 庫内に入れる物は何度まで大丈夫ですか?
回答 室温と同温度の保管品を想定しております。
質問 薬品・有機溶剤などを入れても大丈夫ですか?
回答 《スーパードライ》には液体は保管しないでください。
特に、強酸性の薬品(塩酸・硫酸・写真用薬品など)や、有機溶剤(エーテル・ベンゼン・シンナー・アルコール接着材など)は危険ですので、絶対に入れないでください。
質問 横倒しして運搬可能ですか?
回答 電子ドライユニット内のワイヤーが外れ、正常に動作しなくなる危険性がありますので、横倒しでの運搬はおやめください。
質問 《スーパードライ》の校正をしたいのですが、どうすればよいですか?
回答 校正済のスタンダード温湿度ロガーをご用意しておりますので、一定時間測定していただき、そのデータを当社で確認し、検査証明書を発行する有料サービスがございます。
質問 海外での使用について(電圧・輸送)
回答 電圧は100Vのみですので、電圧の異なる地域ではトランスで100Vに変圧してご使用ください。

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