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大好評 プロカメラマン阿部先生のアドリブ月誌

写真
ひっそりと咲く紫陽花
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今年の夏は・・・

10/6/10

こんにちは、阿部秀之です。春からずっと肌寒い日が続きました。関東では、昼間は汗ばむほどになりましたが、夜になるとひんやりします。このおかげで本州の梅雨入りが遅れているようです。今年は、暑い夏は来ないのでしょうか。暑くなったとしても、期間は短いように思います。でも、花はちゃんと季節を感じているのですね。西麻布の交差点で、紫陽花を見つけました。国道246号の緑地帯に植えられていたもので、可愛らしい花を咲かせていました。しっとりとして見えるのは、日なたで咲いている花でなく、日陰で咲いている花を写しているからです。花に限らず写真を撮るときには、被写体の持つイメージと、撮影するときの環境を合わせることが大切です。難しく考えることはありません。紫陽花が日陰なら、ヒマワリは順光。水しぶきは逆光でしょう。

今年はすでに農作物の出来映えが危ぶまれています。今の時期に寒い日が続くと、夏に暑くなっても出来映えは悪いのだそうです。93年の冷夏が思い出されます。あのときはタイ米を大量に輸入しましたが、不人気で大量に余ってしまいました。処分に困って捨てた業者も多いようです。なんと、もったいない話でしょう。今年は、農作物の出来映えが悪くても、じっと我慢の子でいるのが賢明です。米がなければ、あるものを食べれば良いのです。

ちなみに冷夏だと言っても、カビの発生が抑えられるわけではありません。冷蔵庫の中でもカビは生えますよね。低温はカビの進行を遅くはしますが、生えなくするわけではありません。湿度を45%以下にする以外に、カビの発生を防ぐことはできないのです。冷夏でも防湿庫は、強い味方です。みなさんの梅雨対策は万全ですか? では、また来月!

プロカメラマン 阿部秀之先生 プロフィール
東京生まれ。86年よりフリーになり、ヨーロッパを中心に撮影。フィルムからデジタルまで幅広い知識を持つ。現在「月間カメラマン」に連載中
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